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九月の遠手点

脱走月兎調査隊

Specification
小説文庫本212ページ
Release Date
2025/5/5
Location
第22回博麗神社例大祭【す43ab】脱走月兎調査隊
Price
1000JPY

Available here

About

地上に舞い降りた元・月の兵士鈴瑚の過去と未来を描いた小説3篇を収録。東方紺珠伝から10年、彼女の多層的な魅力に改めて触れていただけることを願ってやみません。

Stories

アースバウンド/長久手

月の視線に照らされて眠れない鈴瑚はある夜、湖で光るヨーヨーを拾う。十五夜も遠く過ぎ、商売が振るわぬ晩秋の団子屋に、奇妙なアイデアが舞い降りる。鈴瑚と清蘭、二人が対決と消費、回転と往復の果てに見つけた場所とは。

MOON WAR 1981年/驢生二文鎮

冷戦真っ盛りの西暦1981年、月の都で情報分析の仕事をしていた鈴瑚は職権を利用して地球の映画を観賞するなど充実した日々を送っていた。しかしある日、地球が月に侵攻する恐れがなくなったことを理由に職場の廃止を言い渡されてしまう。失意に暮れる鈴瑚だったが、彼女は職場を存続させる奇策を思いつく。それは地上の軍隊に月の都を攻撃させ、月のお偉方に人類の脅威を知らしめるというものだった……。

初音前線/虚独

団子屋稼業が波に乗り始めたところ、人里を騒がす謎の連続事件に看板団子が紐づけられてしまった。鈴瑚と清蘭は疑いを晴らすべく動き出す一方で、人里での生活を通じて生き方を見つめなおしていく。地上に舞い降りた月兎たち、第二の選択の物語。

Staff

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長久手
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驢生二文鎮
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虚独
illust
ちゃきん